約 5,126,053 件
https://w.atwiki.jp/dispecter/pages/20.html
概要 化物語の阿良々木暦と鬼滅の刃の竈門炭治郎のディスペクター。 互いに鬼兼人と言う共通点がある。 関連作品 妖蟹 ヒタギ-1 花刀 カナヲ-1 それぞれ暦と炭治郎の彼女。 ディスタスと化してしまっている。 FT 鬼であり、人であり。空の下には生きられぬ。 元になったキャラ 阿良々木暦 竈門炭治郎 タグ ディスペクター ラノベ 物語シリーズ 連結 鬼滅の刃 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/c-atelier/pages/2393.html
登場 Recipe 129 グローリーストーン編#2:『それはまほうのように』 備考 |] レシピNo.900 阿修羅鬱打石  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄[属性:無] ┏──────────┓ 《材料》 ∥ ∥ ・(採取のみ) ∥ ∥ ・ ∥ ____ ∥ ・ ∥ (_-(-_-)-_) ∥ ・ ∥ `〔 ._ .〕´ ∥ 《器具》 ∥ """""""""""""" ∥ ・ ∥ ∥ ・ ┗──────────┛ 【効果】 特に無し 【価値】 60000マニー ───────────────────────────────── いわゆる欝打石の上位互換バージョン。神様のちゃぶ台付近で稀に採掘され、 ───────────────────────────────── その強度から加工の難しさまでトップクラス。特にこの価値を高めているのが ───────────────────────────────── その希少価値にあり貴族の間ではこの阿修羅欝打石を持ってる事が一つの ───────────────────────────────── ステータスになってるほど、利用価値としては欝打石と特に変わらないのだが…。 ─────────────────────────────────
https://w.atwiki.jp/arad/pages/5.html
更新履歴 @wikiのwikiモードでは #recent(数字) と入力することで、wikiのページ更新履歴を表示することができます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_117_ja.html たとえば、#recent(20)と入力すると以下のように表示されます。 取得中です。
https://w.atwiki.jp/yaydex/pages/64.html
阿修羅界隈のボス Yay四大癌の一人 晒し、荒らし等で暴れて回っている超害悪ユーザー 目をつけられたら最後、阿修羅界隈を引き連れてとにかく騒ぐ。 論争厨をやたら毛嫌いしている。 分野 能力値 紹介・コメント 荒らし ★★★★★ スーパー害悪 顔 ☆☆☆☆☆ 評価に値するものはない 女 ★★★★★ 1か月に1回ペースで変動する はっきんぐ ★★★★★ 自称天才はかー
https://w.atwiki.jp/periodzero/pages/110.html
U080R武王「阿修羅」 レアリティ:R 属性:水 種族:神族 Illust:伊藤サトシ HP 前衛攻撃力 後衛攻撃力 速度 LV1 213 10 35 5 LV2 ??? ??? ??? ??? LV3 ??? ??? ??? ??? LV4 ??? ??? ??? ??? LV5 230 10 40 5 必殺技 【極楽送り】 必要AP:― いずれかのプレイヤーのユニットがクリティカルを出した時、相手にダメージを与える。 ※与えるダメージは約20。 発動のチャンスは2倍になったが、代わりにダメージは半分になっているということ。 進化合成 「阿修羅」+「カーミラ」=武王「阿修羅」
https://w.atwiki.jp/ragnarokgvg/pages/24.html
*ハイド阿修羅避け モンク側がルアフをしていても、ハイドで避けられることがある。 ルアフの炙りによるダメージと阿修羅のダメージがダブり、 阿修羅のダメージの方が上書きキャンセルされるためだと思われる。 モンクがルアフをしているからといって、諦めないでハイドしよう。 *サイト出しながらハイド サイトアクセでサイトを出している場合 アクセを外せばサイトを出しながらハイドが出来る これでサイト中に阿修羅に狙われてもOKだ!
https://w.atwiki.jp/ws_wiki/pages/16113.html
DBG/W87-069 カード名:祭の日 国宝 阿修羅 カテゴリ:キャラ 色:赤 レベル:2 コスト:2 トリガー:1 パワー:6000 ソウル:2 特徴:《夏》・《スポーツ》 【永】他のあなたの後列の《夏》のキャラ1枚につき、このカードのパワーを+2500。 【自】このカードが手札から舞台に置かれた時、他のあなたの《夏》のキャラが4枚以上なら、あなたは自分の控え室の《夏》のキャラを1枚選び、ストック置場に置いてよい。 フェスティバール! レアリティ:C 神様になった日収録
https://w.atwiki.jp/srwkdm/pages/442.html
31代目スレ 2010/1/17 成人式も過ぎて、数日が経ったある日のことだった。 ヴィレアム・イェーガーは、その日も大学に行くわけでもなく下宿でゴロゴロしていた。 外に出ようという気にならない。成人式にももちろん出ていない。「今年も成人式は大騒 ぎだった」というニュースで、かつての同級生達の元気な姿を確認したくらいだ。 同級生のほとんどがOG大学にエスカレーター進学する中、ヴィレアムは市外の大学に 進んでいた。「外の世界を見てこい」という両親の意見もあったが、それ以上にOG町か ら離れたいという気持ちがあった。 「友よ、大変だ友よ!」 突然ドアを開けて入ってきたのは、おなじ大学に通っているキャクトラ・マクレディだ った。高校卒業後、バルマーに戻って近衛隊の訓練を受けるかと思われた彼も、卒業式で いろいろあって、今の大学に通っている。 「なんだよ、今日は必修の授業なんて」 ヴィレアムはアクビ混じりに起き上がった。 「そうではない!」 キャクトラが押し込むように部屋の中に入れた人物を見て、ヴィレアムは飛びずさった。 銀色の髪の毛を三つ編みにした少女だ。目が大きく、今年成人を迎えたとは思えないほど 幼い顔をしている。スカイブルーのワンピースは、ヴィレアムの見たことがない服だった。 あれから2年、服装の趣味ぐらい変わっているだろう。 ゼラド・バランガ、ここ数年、ヴィレアムがもっとも顔を合わせづらい人物だった。 「バカッ、なに連れてきてるんだよ」 「友よ、大変なのだ友よ!」 「あのぅ」 慌てるキャクトラを不思議そうに眺めてから、ゼラドはひょいとヴィレアムを見上げた。 その視線に、ヴィレアムはなにかいたたまれない気分になった。 「どちら様ですか?」 薄いピンク色をした唇から飛び出したその言葉に、ヴィレアムは膝がかくりと折れるよ うな心地がした。 「うん、そうだよな。そりゃ、あんたなんか知らないぐらいいいたいよな。 わかるよ、うん。わざわざそんなこと言いに来たのかよ。 いわれなくたって、合わせる顔なんてないよ。いいじゃないか、もう」 「友よ、うなだれるな友よ」 「うるさいよ! だいたいなんで」 「あのぅ」 ヴィレアムの顔を心配そうに覗き込みながら、ゼラドは再び口を開く。 「わたしのこと、知ってるんですか?」 「は?」 「あのぅ、わたし、自分が誰なのかわからなくて」 「えっと」 「町をウロウロしているところを連れてきた。 バランガ殿は、どうやら記憶を失っておられるようなのだ」 「わたし、バランガっていうんですか?」 ゼラドはきょとんとした顔で呟いた。 「そうだよ。君の名前はゼラド、バランガ。それで、ええと」 「あなた、わたしの知り合いなんですか?」 「知り合いっていうか、ううんと」 「もちろん! バランガ殿のことなら誰よりも詳しい男ヴィレアム! そこんとこイェーガーですよ、バランガ殿」 「うるさい!」 ヴィレアムはキャクトラの頭をはたいた。 ◆ ゼラド・バランガが記憶を失った。 その原因は、いくつか考えられる。 彼女の両親は、軍でも特殊な実験の被験者だった。いまでもおなじようなことを考える 者がいて、ゼラドに接触してなにかしたのかもしれない。いや、あの計画の首謀者だった アギラ・セトメ博士はいまやすっかり丸くなって年金暮らしをしているし、イーグレット・ フェフ博士はマシンナリー・チルドレンたちによって年金を食い荒らされている。 となると、もうひとつの可能性だ。ゼラド・バランガが「お兄ちゃん」と呼ぶ、クォヴレー・ ゴードン絡みかも知れない。彼には敵が多い。何者かがゼラドに接触したとしても不思議 はない。 「友よ、顔を合わせづらいのはわかるが」 「ああ、放っておくわけにはいかないよな」 「その通りだ、友よ!」 「あのぅ、なにか、済みません」 ゼラドが恐縮した面持ちで頭を下げる。その姿を見ると、ヴィレアムはまたいたたまれ ない気持ちになった。 「トモヨ、さんていうんですか?」 「あ、いや」 「いやいや、この男の名はヴィレアム・イェーガー。 バランガ殿のためならなんでもする男ヴィレアム! そこんとこイェーガーですよ、バランガ殿」 「2回いうな! 特に語呂もよくないからな、それ!」 「私はキャクトラと申します。そこんとこマクレディですよ、バランガ殿」 「もはやなにがそこんとこなのかわかんないからな!」 「しかし友よ、どうする?」 「どうするもなにも、ゼラドになにかあったっていうなら行くしかないだろ」 「やはり、そうか」 キャクトラも少し苦々しそうな顔をする。 「ああ、OG町だ」 ◆ 年末年始にも帰らなかったから、OG町を訪れるのは実に丸1年ぶりぐらいだった。駅 前のロータリーが新しくなっているところに、時の流れを感じる。 「記憶を失ったのは、いつなんだ?」 「えっと、わかんない?」 「俺たちの町にいたのは?」 「今朝、気が付いたらいた、みたいな」 ということは、昨晩は家に帰っていない可能性があるわけか。ゼラドの父親がいくら 放任主義とはいえ、今年二十歳になる娘がひと晩帰ってこないというのは問題だろう。 「取りあえず、家に帰さないとだよな」 「しかし友よ、大丈夫だろうか友よ」 キャクトラが不安そうな顔をする。 「べつに出禁くらってるわけじゃないし、家に送るくらい出来るさ」 バランガ家は、駅から歩いて10分ほどの場所にある。 インターフォンを押してみても、反応がない。留守なのだろうか。いや、娘を捜して どこかに行っている可能性がある。 「あら」 横から、知っている声が聞こえた。 レイナ・レシタールだった。テーラードジャケットを羽織り、いかにも女子大生でござ いという雰囲気を醸し出していた。 彼女は、バランガ家の隣に住んでいる。ついでに言えば、逆隣がヴィレアムの実家だ。 ここ1ヶ月ほど両親が留守にしていることは知っているので、訪ねる用事はない。 「どうしたの、あんたたち、今さら」 「今さらとかいうなよ」 「レイナ、バランガ殿が、どうやら記憶喪失のようなのだ」 キャクトラは、昔からなぜかレイナにだけは敬語を使わない。 「あらま」 「あらまって、お前なあ」 「だってゼラドだもん。どっかでお酒飲んで、酔っぱらったまんまなんじゃないの?」 「えっ、ゼラド、酒飲むのか?」 「飲むわよ、そして酔っぱらうわよ。今度飲みましょうよ」 「今それどこじゃないから」 「なによ」 レイナはぷうとむかれて腕組みをする。 「アラドさんたちはどうしたんだ? 留守みたいだけど」 「おじさんたちなら、今週いっぱい出張よ」 「アオラは?」 「さあ」 アオラというのは、ゼラドと1つ違いの弟のことだ。こちらももう大学に進学している はずだが、適当にやっているらしい。 「どうやら昨日なにかあったみたいなんだけど、お前なにか知らないか」 「さあ、あんたたちはどうしてたの」 「そんなの、いつもどおりだよ」 バンドのライブをやって、安い発泡酒を飲んで、それから寝た。なんだか、大学に入 ってからその連続のような気がする。そう思うとなんだか情けなくなってきた。これから は必修の授業がない日も大学に行ってみようかと、そんなことを考える。 「いつもどおりって、そんなの知らないわよ。 あんたたち、ちっとも連絡寄こさないから」 「連絡って、べつに用もないし」 「もう、知らない!」 レイナはなぜだかぷりぷりした様子で行ってしまう。 「ねえ、今の人」 ゼラドがおずおすとヴィレアムの袖を引っ張った。 「ああ、レイナ・レシタールだよ。 お前んちの隣りに住んでる」 「そうじゃなくて、今の人って」 「とにかく、大学に行ってみよう。なにか分かるかも知れない」 なにか釈然としない顔をしているゼラドを引っ張るようにして、ヴィレアムは歩き出した。 ◆ OG大学のキャンパス内は雑然としていた。もともと異星人や超能力者が一緒くたに 暮らしている上に、大学特有の開放感によって野放しにされているのだ。あちこちで きゃいきゃいとはしゃぐ声が聞こえてくる。それほど華やいだ大学生活を送っている わけではない身としては、なにか嘲笑われているような気分に襲われる。 「友よ、うなだれるな友よ」 「うるさい」 「なんだかわかんないけど、元気出して」 ゼラドにそういわれると、さらに落ち込んだ気分になる。 「おっ、ヴィレアムじゃん」 ハッピのようなものを着た男に声をかけられた。ミナト・カノウだ。相変わらずアイド ルにご執心らしい。うしろでは仲間らしい男たちが一糸乱れぬ動きでオタ芸の稽古を続けていた。 「え、なに、お前ら、結局そうなったの?」 ミナトはヴィレアムとゼラドを見比べながらニヤニヤと笑った。 「違う、ゼラドがちょっとヘンなんだ」 「ゼラドはいつもヘンだろ」 「そうじゃない。記憶喪失らしい」 「へえ、へっへっ、遺伝かな」 「誰のなんの遺伝だよ」 「バランガ殿は、昨日なにかがあったようなんです。 なにか知りませんか?」 キャクトラの言葉に、ミナトは小首を傾げた。 「さあ、でも、昨日だったらゼラド、サークル棟で見かけたぜ」 隊長、と呼ばれてミナトはオタ芸の列の中に戻っていく。視界の隅に赤毛をした少女 の姿が入ったような気がしたが、ヴィレアムは見なかったことにした。 ◆ ハザリア・カイツはぷかぷかと紫煙を吐き出しながらヴィレアムを見上げた。演劇サ ークルの部室の壁はヤニですっかり汚れていた。 「なんだ貴様は、何年も連絡を寄こさずに」 「なんでお前に連絡しなくちゃならないんだよ」 「黙れ、黙れよ!」 なにか機嫌を損ねたらしい。ハザリアは派手なアクションでマッチに火を点けると、新 しいタバコに火を点けた。どうやら、マッチで火を点ける主義らしい。 「で、なんだ。どうせ貴様は、なにかないと俺のところにやってこないのだ」 「ああ、ゼラドが記憶喪失で」 「なくなっても、そう大して困る記憶ではあるまい」 「なんてこというんだ、お前は!」 「あれ、ヴィレアム?」 部室に入ってきたマリ・コバヤシが、信じられないものを見たような顔でヴィレアム たちを見る。 「どうしたんだよ、お前達が一緒なんて」 「そんなに驚くなよ。ちょっと傷付くよ」 「だって、さ」 マリは言いにくそうに唇を歪める。どうやら、事情を知っているらしい。一方のハザリ アは「お、どうしたどうした」と茶々を入れてマリに小突かれている。 「ゼラドが、記憶喪失らしいんだ」 「では、記憶を失ったときとおなじショックを与えてやればよい」 「いつのギャグマンガだよ。もう、お前は黙ってろ」 「昨日なにかあったみたいなんだけど、なにか知らないか」 「えっと」 腕組みをしたマリの口から出た単語は、意外な名前だった。 ◆ 最上重工のロビーには、また意外な人物がいた。いや、この場合人物というのは語弊が あるかもしれない。 「2年経ったぜ。さー、約束どーりオモチャ部門の権利をおれに寄こしな」 「待て、待ってくれって!」 「おれぁー、もー、じゅーぶん待ったつもりなんだけれどもね」 「俺、まだ在学中なんだよ。あと2年、あと2年したら!」 「べらぼーめ! ガキの使いじゃねーんだ! あと2年あと2年て、いつまでその手で乗り切るつもりでぃっ!」 ビジネスロボットのマーズが、杖をコツコツと鳴らしながらソファにふんぞり返って いた。2本の長い脚を自慢げに組み合わせている。杖を突いている以外は、ハイティーン の少年とまるで見分けが付かない。もっとも、中身はそのままのようだ。 マーズの前では、アーク・アルトリートが冷や汗をかきながら言い訳を並べていた。 噂では、どうにかこうにか大学に進学はしたものの、進級は常にギリギリのようだ。最上 重工の後継者としての姿は、いま目の前にしているとおりらしい。 「おれぁーこのあと合コンが控えてんだ。ちゃっちゃとしてくれよ」 「合コンのついでにひとの会社を乗っ取りに来るんじゃねえ!」 「あの、商談中悪いんだけど」 「商談なんかじゃねーよ、べらぼーめ。最後通告だよ」 「最後とかいうな!」 「ゼラドのこと、なにか知らないか」 「は?」 マーズとアークは顔をそろえてヴィレアムたちを見返した。 「なにかもなにも、そこにいるじゃねーの」 「そうじゃなくて」 「バランガ殿は、記憶喪失なのです。そこんとこバランガです」 「キャクトラ、お前もはやそこんとこっていいたいだけだろ」 「タハハ」 「タハハじゃない!」 「さー、なんも。ここんとこゼラドちゃんとは会ってねーしよ」 「俺も、ちょっと会ってなかったなあ」 「昨日、咲美と一緒にいたっていう話なんだけど」 咲美というのは、アークの従姉妹だ。高校もゼラドたちとおなじだったが、大学に入っ てから妙に仲が良くなったらしい。 「そういうことなら、聞いてやるよ」 「ねーねーゼラドちゃん、今度合コンしよーよ、合コン」 「えぇっと、その」 マーズの馴れ馴れしい申し出に、ゼラドが困った顔を見せる。 ◆ 呼び出されたレラ・ブルーは、いかにも迷惑そうにアクビをした。昨日の打ち上げの 酒が残っているのだろうか。いや、それはないだろう。小食なくせにザルな彼女のことだ。 「・・・・・・」 「昨日の今日でなんのようだ、そこんとこブルーとレラ殿は訪ねていらっしゃる」 キャクトラがいつもどおりしたり顔で通訳をする。 「そこんとこはいってないだろ」 「・・・・・・」 「でもお前、ほんとブルーな顔してるぞ、とレラ殿は看破していらっしゃる」 「うるさいなあ」 分かってみれば、なんということもない話だった。 ゼラドの弟、アオラはODEというバンドの熱狂的な信者だ。このODEというのが、 実はヴィレアムたちが組んでいるバンドである。ステージの上では厚塗りのメイクをしてい るから、正体を知っている人間は片手で数えられるくらいしかいない。 ODEはインディーズの中でも特にキワモノとして扱われている。ただでさえうるさい音楽 が嫌いなゼラドは、弟がそのような胡散臭いバンドの追っかけをしていることをよく思って いないということは、ヴィレアムも知っていた。 そして、昨夜はODEのライブがあった。当然アオラも来ていたことは、ヴィレアムも ステージ上から確認している。しかし、まさかゼラドまでいるとは思わなかった。弟を 連れ戻しにやって来たのだという。 赤月咲美の案内でライブハウスに来たゼラドは、その大音響に驚いて外に飛び出してし まったという。その後の行方は咲美にもわからず、心配していたところだったとそうだ。 なんのことはない。ゼラドを記憶喪失にしたのはヴィレアムたちのサウンドだった。 たしかに慣れていない人間なら失神くらいしてもおかしくはない大音響だ。ゼラドの 感受性の強さが災いしたのだろう。 「で、どうするのだ」 「そんなの、決まってるだろ」 「・・・・・・」 レラがドラムスティックをくるくるとまわす。ヴィレアムは愛用のギターをぐっと握り しめた。キャクトラはすでにベースを構えていた。 SOUSHISTUせよ! SOUSHISTUせよ! SOUSHISTUせよ! 記憶を失わせたときと、おなじだけのショックを与える。昨夜のライブは、今までにない 盛り上がりだった。そのときの状況を再現しようと、ヴィレアムは声を限りにシャウトした。 ◆ ふたたび失神したゼラドを、バランガ家の居間に寝かしつける。目が覚めたときは、 もういつも通りのゼラドに戻っているはずだ。記憶を失っていた間のことは、忘れていて くれると有り難い。 「なにか様子がヘンだったら、連絡してくれ」 「それはわかったけど」 万が一の時のために、レイナを呼んでおいた。レイナは、まだ機嫌が直っていないら しい。腕組みをして、疑わしそうにヴィレアムとゼラドを見比べている。 「ゼラドって、あんたたちの下宿のそばをフラフラしてたのよね」 「そうだよ」 「なんでそんなとこにいたのかしら」 「ライブハウスのそばだったからだろ」 「そうかしら」 レイナはまだなにか考えているふうな顔をする。しかし、彼女の推理はアテにならない ことで有名だった。 「なにもなくても、連絡してもいい?」 「は? なんで」 「なんでも!」 ヴィレアムはわけもわからずレイナの顔を見返した。2年離れていると、わからないこ とも多くなるようだ。それでなくとも、女心は分かりづらい。 やっぱり、成人式には行った方がよかったかもしれない。 すやすやと眠っているゼラドの顔を見ながら、ヴィレアムはそんなことを考えた。
https://w.atwiki.jp/1h4d/pages/51.html
妥協を許さず常に戦いを求める4コマファイターは4コマ阿修羅になる。 彼らの行く末には何が待ち受けているのか… ネットの海ではときおり彼らの手記が見つかることがある
https://w.atwiki.jp/arad/pages/7.html
動画(youtube) @wikiのwikiモードでは #video(動画のURL) と入力することで、動画を貼り付けることが出来ます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_209_ja.html また動画のURLはYoutubeのURLをご利用ください。 =>http //www.youtube.com/ たとえば、#video(http //youtube.com/watch?v=kTV1CcS53JQ)と入力すると以下のように表示されます。